

生産地
わたしたちが作物を育てる生産地は海老名市上河内。
海老名市の中央を東西に走る東名高速道路の南側に位置します。この地は海老名市の西を流れる相模川の氾濫によってできた後背湿地で、これより南側は広大な水田が広がります1)。
この湿地の表面は粘土層であるため水はけが悪いとされていますが、逆にその土壌を利用した畑作は、他には無い、豊かで活力ある味わい深い作物を生み出します。

有機質を多く含み水の保持力の強い田の土を畑作に用いることで、レタスやキャベツ、ほうれん草に小松菜、玉ねぎ、里芋そして枝豆などの葉物、豆類は青々と力強く、とても深い味わいとなります。一方、大根やじゃが芋、さつま芋などの根菜にはすこし不向きです。
なお、同じ後背湿地である海老名市の北側、海老名駅より北部は水はけがやや良く、土壌の質が異なります。
このように私たちは、この上河内の地ならではの地質的な特徴を活かした豊かな作物を生み出せることに日々、幸せを感じています。
1) 本文および図:「海老名の大地」, 海老名市教育委員会編, 2013

生産者
生産者
「ゑびな豆」の生産者は、過去にはこの海老名の土地で、レタス栽培を初めて手がけました。
土地にあった作物を先駆的に取り入れ、確かな技術と品質で海老名の代表となりる、消費者の皆様においしいといわれる農作物をひた向きにつくり続ける姿勢は、今も変わりません。
かつてレタスを作付けた土地で、海老名の枝豆を生産しています。
住所 海老名市上河内 283-1
e-mail: info@ebinamame.com
旬
私たちの作る野菜、たとえば枝豆、キャベツ、ほうれん草にもシーズンはありますが、たとえその期間であったとしても、作付けと天候、収穫のタイミングで「旬」は毎年微妙に変化します。
消費者の方々がその短い旬のタイミングに出会っておいしさを実感できるのは年に何回ぐらいでしょうか?たまたま買った野菜がおいしかったとして、再度その野菜に巡り合うにはどのような方法があるでしょうか。そもそも、食べ比べでもしない限り、その違いに気づくことは難しいかもしれません。
旬を当たり前のように味わっていただきたい、そしてそのおいしい野菜との出会いが偶然でなく必然となるようにしたい。
生産者からの情報発信はその方法の一つです。その情報を、消費者の皆様が確実にキャッチして、旬の作物を選んで食して下さい。