パクチー粉末を麺に練りこんだ、真(?)のパクチーうどん。
パクチー粉末を麺に練りこんだ、真(?)のパクチーうどん。
自分もふくめ、パクチーが好きな家族がいるので、自家消費分のパクチーを栽培しています。それでも食べきれないので、おすそ分けしようと周りの方にわけようとするですが「いらないです」とお断りされることも少なくありません。
苦手な方は多いんですよね。
なんとか利用手段を考えて、今回はうどんにすることにしました。

パクチー
含有成分としてはビタミンCが多く、食物繊維も豊富なようです。
https://furunavi.jp/discovery/knowledge_food/202111-coriander/

根は太く、真っ白です。
セリ科なので、セリと同じように根がおいしいです。
出汁も出ます。
お店に並んでいるパクチーには、根が無いことが多いですね。

今回は、うどんに練りこむパクチー粉末を作りたいので乾燥させます。
陰干し、天日干しでの乾燥は時間がかかります。

乾燥させたパクチーの葉の部分を製粉機で粉末にしました。
茎は乾燥に時間がかかりそうなので、今回はのぞきました。
粉砕機は以下のようなものが使えます。
大きなサイズは高価で場所もとりますので、まずは小型のもので。
このパクチー粉末とうどん用の小麦粉とあわせて、うどんに練り上げます。
いつも使ううどん用の小麦粉は、讃岐うどん用のものです。
幾つか試した中で、のどごし、腰がよい作りやすいのが、『讃岐すずらん』です。
以下の木下製粉の小麦粉は、1kgごとに袋が小分けされていて、袋はチャック付きなので保存にも便利です。

今回の小麦粉、パクチー粉末、塩、水の分量は以下です。
- 小麦粉:1kg
- パクチー粉末:30g(小麦粉の3%)
- 塩:45g
- 水:460g

寝かしたうどん生地を綿棒で伸ばして切ります。
この工程も写真を撮り忘れたので、結果だけ。
色が鮮やかです。
香りも結構、強いです。

このようにして作ったうどんを、熱湯で4~5分茹でます。
ゆで時間は麺の太さや、加水によって違いますので、途中で一本とって食べて確認してみてください。
パクチーはやはり、日本の出汁よりも、アジアンなすっきりしたスープにあいます。
鳥つくねをつくって、その出汁と塩をスープにしました。
キノコ、レンコン、フライドオニオン、そして生パクチーを添えました。
麺に練りこんだパクチーから、ほんのりと独特の風味が口に広がります。

パクチーが入っています、と言われないと、わからないかもしれません。
くどくない風味なので、よほどのパクチー嫌いではない限り「おいしい」と言ってもらえる、とおもえる自信作です。
小麦粉というものは、それ自体の味と風味が実は結構つよく、普通の野菜は練りこんでも打ち消されてしまいます。
今回のパクチーはそれに打ち勝っていますので、なかなかの個性です。
単に普通のうどんに生パクチーを載せるのではなく、麺に練りこんだ「真(?)のパクチーうどん」でした。