ゑびな豆 大貫
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Ebina Edamame - green soybeans -

ハバネロ醬(ジャン)

2023/02/01 07:58 AM By Ebinamame

そら豆とハバネロ

ハバネロの利用方法を模索中です。ただ辛いだけではない、ハバネロ特有の香りを活かした調理法法を。

ピクルスやピザにのせるなど、生のハバネロを使うと調理方法もありますが、保存食も魅力です。

辛みの調味料としては豆板醤があります。

材料は、そら豆、麹、唐辛子、塩です(本来の豆板醤には唐辛子は入れないようです)。

ハバネロ版の豆板醤は調べてもでてこないので、今回、挑戦しました。

参考にしたのは小林武夫先生のレシピ。塩分が10%以下でなので、味噌と比べるとかなり低めです。


そら豆の収穫

そら豆は自前です。5月下旬に、もう終わりかけたそら豆を収穫しました。

豆を莢から取り出します。


軽く水で洗ったあらったら茹でます。

塩はふらずに、熱湯で3分程度。


熱をとったら真空パックして、冷凍しておきます。

ハバネロの収穫

毎度のハバネロですが、シーズンになるとどんどん赤くなります。


これを収穫して水で洗いしたあとに、乾燥させます。

これが乾燥後のハバネロ。


天日干しは、日本の気候ではうまくいきません。


もともとハバネロは乾きにくいのですが、夏は湿度がたかくカビてしまうことが多いです。


今回は市販の乾燥機を使いました。一日でカラッとなります。

使うまではシリカゲルなどの除湿剤をいれて保存します。


乾燥ハバネロの粉砕

乾燥ハバネロの粉末化には、市販の製粉機をつかいました。

今回は、amazonでポチ

いつものようにスペックとレビューを参考に、安価なものを購入しました。


この後、ハバネロを粉砕するのですが、ハバネロが完全に乾いていないと粉になりませんので、注意です。


これが製粉機の上部。ここに材料をいれて右のハンドルをまわすと、粉砕された粉が左からでてきます。

始める前に、粉をうける袋を準備しておきます。


今回は、この後の保存を考えて、アルミ袋を使いました。

サイズは 18 x 25 cm です。




★粉を吸い込まないように注意!★


こんな感じで粉がでてきます。

粉の粒度は真ん中のねじで調整します。

今回は、いわゆる一味唐辛子のような粒度にしました。



粉にひいたものです。

保存する場合はこれにシリカゲルの除湿剤を入れます。

醬の仕込み

いよいよ仕込みをします。参考にしたのは上述のように小泉武夫先生のレシピ

材料と分量は以下の通り

材料g
そら豆(生、薄皮アリ)60065
米麹(生)16017
809
ハバネロ粉末809

5月に収穫して茹でて冷凍しておいたそら豆を解凍します。

薄皮を除きます。

米麹(生)を包丁で細かく砕きます。


今回使用した米麹は、長野の俵屋麹店さんの袋詰め米こうじです。

麹と塩をあわせますが、手袋とマスク、ゴーグルなどでハバネロからご自身を防御してください。


ついで、これにそら豆を加え、よく混ぜて豆をつぶします。

さらにハバネロ粉末を加えて混ぜます。

混ぜ終わったら瓶詰にします。


この瓶はあらかじめ煮沸消毒して、蓋も瓶も逆さにして乾燥させます。


空気が入らないように瓶につめ、空気に触れないように、ラップで蓋をして、練りわさびをそのラップの上におくと防カビになります。


この状態で冷暗所保存します。

1か月以上、熟成したほうが良いようです。


今回は2022年末に仕込んだので、2023年の春になるまでお楽しみに。




Ebinamame