ゑびな豆 大貫
ゑびな豆 大貫
Ebina Edamame - green soybeans -

フードプロセッサーを使ったユズネロ作り

2023/01/02 05:30 PM By Ebinamame

ユズネロ作りをちょっと省力化

2020年に初めてハバネロを作付けして、ハバネロの柚子胡椒『ユズネロ』を作りました。周りの知人に配ると、かなり評判がよいので、それから毎年年末に作るようになりました。ですが、激辛唐辛子のハバネロなので、工程はなるべく省力化したいのです。

ハバネロは、皆さんご存知のように激辛の唐辛子。

2020年に初めて栽培し、出来たハバネロの独特の風味と辛さが、自分が知っているこれまでの唐辛子とは全く違っていました。特に香りは特徴的です。単に辛いだけではない。


しかしながら、ハバネロの実をそのまま直売所に出しても、知名度も調理方法もあまり知られていないので、売れません。


せっかくできたハバネロ。何とか使い道は無いモノか、と考えてつくったのが、ハバネロ版柚子胡椒、『ユズネロ』です。

写真は2022年末に仕込んだユズネロ。

レシピは2020年末のものをこのBlogに掲載しているのでご参照下さい。

そんなユズネロ作りも今年で3年目。毎回、工夫をしています。


特に激辛のため、包丁・まな板など、使う調理器具は専用にして、手袋は使い捨てのニトリル手袋、目はゴーグルで保護します。

ハバネロと柚子の皮、塩をあわせて最後にペーストにするのですが、これが結構大変なのです。


そこで今回は、Amazonで新しくフードプロセッサーを購入しました。

GROWNSY」という、ちょっと読み方も、どこの国のメーカーかもよくわかりませんが、スペックとレビューを信じてポチ。

容量が大きいこと(2L)、構造がシンプルであること(最後の洗浄が簡単)、そして安いこと、という点で選びました。

ちなみに「安い」ということは結構大事で、器具などは唐辛子専用とするため、結果として微妙だった場合に転用が難しいのです。

(Amazonと楽天でだいぶ価格が違いますね。。。)

ハバネロ栽培と収穫

ここからはハバネロの栽培についてもすこし。


当初は、市販の苗を購入したのですが、どうも生育が悪い。今は種から苗をつくっています。

JAさがみ海老名グリーンセンターに苗も出荷しています)


これは4月末の苗。

唐辛子の苗は一般的に出芽に時間がかかり、生育も遅めです。



定植後の7月初旬。


他の唐辛子、ピーマンが旺盛な中、ハバネロはまだまだ。

10月初旬。このころから赤い実がつき始めます。


すぐに使わない場合は、種を除いて冷凍しておきます。

今回のユズネロは11月に冷凍したものを使いました。

これが冷凍もの。


ジップロックや真空パックして冷凍しておきます。


使う前に解凍しますが、すこし凍っていたほうが、粘膜への刺激がすくなく(ここ大事)、扱いやすいです。

ユズネロ作り

ここからはユズネロ作りです。


これは庭の柚子を収穫した写真。


時期が12月末で水が冷たいのですが、ひとつひとつ洗って皮をむきます。


使うのは、皮です。


中身はジュースやジャムなど。

今回、皮は2.5kg弱でした。

2020年は1kg、2021年は2kg程度でした。

そして今回購入したフードプロセッサー。


処理中は手袋して完全防備であるため、肝心の写真を撮ることができませんでした。



塩と柚子皮、ハバネロをあわせて、フードプロセッサーにかけます。


2L容量なので、すべて処理するのに8回ほどでおわりました。


ガラスの容器がそのままボウルのようになって、処理後の回収もとても楽でした。


ほんとに便利。あとは耐久性ですね。

できたユズネロを、あらかじめ煮沸消毒して乾かしたガラス瓶にいれます。


このあと蓋をして、お湯で加熱、脱気して保存します。

小分けにしたものを、さっそく年末に配りました。


瓶詰したものは、冷暗所で保存します。


冷蔵庫保存したものは1年でもまったく問題ありませんでした。

おそらく、柚子の酸がカビ防止に効いていると思います。


このフードプロセッサーは唐辛子調理専用にして、自家製の豆(枝豆の大豆)をつかった唐辛子味噌、豆板醤など作るのに使っていきたいと思います。

Ebinamame