昨年収穫した「枝豆大豆」で超お手軽な「煮豆」を、「凛とした八方だし」と電気圧力鍋で作りました。
枝豆大豆
昨年の秋、枝豆「夏風香」をそのまま大豆(枝豆大豆)にしました。味噌の仕込みはすでにご紹介しました。
枝豆大豆が300gほど残ったので、煮豆を作ってみることにしました。通常の大豆よりもアクがすくなく、素直な豆の味を引き出した煮豆に挑戦しました。
一般的な八方だしでは。
そして、通常の煮豆は、砂糖、醤油などの調味料を使います。昆布と一緒に煮ることもあります。
ですが、結構、甘いというか、豆の味自体が感じられないという印象が強いです。
そこで今回は、枝豆大豆の素材に頼り切った調理をしました。
調味料として使ったのは「凛とした八方だし」。これと水だけ。
凛とした八方だし
「凛とした八方だし」(以降、凛八方)は、新宿「和味りん」の料理長が、独自の試行錯誤を長年積み重ねて開発した画期的な調味料。
和味 りん/ワミ リン 凛とした八方だし スープ・ブイヨン【三越伊勢丹/公式】
煮物であれば、凛八方:水 = 1:9、これだけです。今回の豆や野菜に限らず、魚や肉でも基本はこれ。
凛八方が素材の中に浸透するのと同時に、素材がもつ味、甘み・旨味・塩味が引き出されます。
そのため、おなじ凛八方をつかっても、素材によって出来上がりの味が違います。凛八方の味にはならないのです。
これがほんとに不思議ですが(ロジック的にはイメージできますが)、是非体験してください。
和食調理の常識が変わります。
電気圧力鍋(アイリスオーヤマ)

実際の調理道具は、アイリスオーヤマの電気圧力鍋(PC-MA4-R)。
煮豆と言うと、水でもどしてから1時間以上、アクを取りながらコトコトと鍋から離れずに、割と手間がかかる印象です。
しかしながら、枝豆大豆は一般的な大豆よりもアクが少ないです。加えて調味料は凛八方のみ。
手間は、電気圧力鍋に仕掛けるだけでした。
調理開始

まずは、枝豆大豆をたっぷりの水で戻します。
今回は、乾燥状態で320gでした。
8時間ほど水に浸します。
その後、水を変えて2,3回洗ったのち、ザルにあけます。

ざるにとった枝豆大豆を電気圧力鍋に移します。
ここに、凛八方:水 = 1:9 でわったものを加えます。
量は圧力の鍋の内側にあるライン「豆はここまで」までいれました。トータルで900ml程度でした。
電気圧力鍋の設定は、以下です。
・圧力調理
・時間設定「15分」
蓋をして、弁を「密閉」にしたら、「調理スタート」。
加熱・圧力調理・終了まで1時間でした。

圧力上昇してくると、湯気が噴き出し、ピンが上がります。
湯気の吹き出しはほんのわずかです。
従来の「シュンシュン」と湯気が噴き出す圧力鍋をイメージしていると、「ほんとに動いているの?」と心配になるぐらい静かです。

一時間後の出来上がりです。
豆の良いにおいが広がります。

豆はふっくらとして、とてもやわらかです。つやつや。
足された味ではなく、素材の「ホッとする」味が引き出され、とてもお美味しい。
これが豆の味なんだ、と実感できます。
できた直後より、すこし冷えたほうが味を感じます。
塩も砂糖も醤油も不要。
凛とした八方だしと枝豆大豆、水のみ。
ぜひ、お試しください。